カーリースとは
カーリースとは、車を所有することなく、月々の定額料金で一定期間にわたって車を利用することができるサービスです。
これは、購入ではなく「リース」、つまり自動車を使用するための賃貸契約の一種なのです。
クルマを購入するのとは違い、初期費用を抑えることができ、車を維持にかかる費用(保険料、税金)も月額料金に含まれているので、大きな出費にならずにすみます。
「カーリース」と聞くと個人のためのクルマのサブスクサービスだと思う方も多いかと思いますが、法人や個人事業主の方も社用車として利用しています。
そのため、近年では幅広い層から注目される、人気のサービスとなっています。
カーリースのしくみは、まずカーリース会社と契約し、契約期間中に月々の定額料金を支払うことで車を利用することができます。
契約期間は、一般的に3年から7年で、月々の料金には、車両本体価格の一部、税金、保険料、メンテナンス費用などが含まれています。
詳しくは、▷▷▷車のサブスク「カーリース」とは?をご覧ください。
法人向けのカーリース「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」
法人向けのカーリースには、大きく分けて「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」の2つの主要な選択肢があります。
◇◇ファイナンスリース◇◇
車両の使用権を得るために月々一定のリース料金を支払います。
リース期間の終了時に車両を返却するか、購入するか選ぶことになります。(※カーリース会社のプランによって異なります)
購入の権利がある場合、買い取り価格は事前に設定されていますので、リース後に購入したい場合はリース会社に確認すると良いでしょう。
また、ファイナンスリースでは、車両の所有権はリース会社にあることが一般的です。(契約期間中)
~月額の料金に含まれるもの~
- 車本体のリース代金
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険 などといった基本的な費用が含まれる。
- ※法人向けのファイナンスリースは車検費用は別のケースが多い。
◇◇メンテナンスリース◇◇
メンテナンスリースでは、ファイナンスリースの基本的な費用と合わせて、車両の保険、メンテナンス費用などが含まれています。
企業は車両の管理にかかる手間やコストを削減でき、また、点検や整備に関することも一任できるため、便利な選択肢となっています。
~月額の料金に含まれるもの~
- 車本体のリース代金
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険
- 車検費用
- 法定点検費用
- メンテナンス費用(バッテリー、タイヤ、オイル交換など) など
社用車をカーリースにするメリット7選
社用車をカーリースにするメリットは多岐にわたりますが、以下にその中から代表的な7つの例をご紹介します。
①初期費用が抑えられる!
カーリースは頭金が不要です。
車両に回せる資金が少ない方にとっては、車を購入する場合と比べて初期費用が抑えられることが大きなメリットになるでしょう。
その分の資金を他のことに活用できます。
②経費の管理が簡単!
リース料金は月々定額制のため、事業の予算が立てやすいのがメリットです。
また、資金計画が予測しやすいのに加えて、経理の勘定項目の仕分け業務が簡単になります。
③カーリースの代金は経費計上できる!
車を購入(ローン)の場合は利息分のみが経費になりますが、カーリースであれば、月々の支払いをそのまま全額経費計上することが可能です。
④新車が導入できる!
カーリースを選ぶことで、常に新しい車両を使用でき、経年劣化によってかかるメンテナンス費用や、新車に乗り換えることで燃費の向上による経費削減も期待できます。
⑤メンテナンスを任せられる!
メンテナンスリースを選択すると、車両の整備、修理、タイヤ交換などのメンテナンスが全て含まれるため、多くの手間が省け、予期せぬ費用が発生しにくいメリットがあります。
また、複数台を所持する場合はメンテナンスの管理だけでも多くの時間と手間がかかりますので、一括で管理してもらえるのは大きなメリットでしょう。
⑥一部税金控除の対象になる!
カーリースの一部分は税金控除の対象になることがあり、税金優遇措置を利用できる場合があります。
⑦契約年数が選べる!
事業計画次第で、リース期間を3年や5年で選ぶことができます。
一時的に台数を増やしたい場合や、新事業向けにお試しで使用したいなどは3年…など、企業の事情に合わせて選ぶことができます。
契約期間終了後、新しい車両に切り替えることで、古い車両の価値減少リスクを回避することもできます。
社用車をカーリースにするデメリット3選
一方で、社用車をカーリースにする際に考慮すべきデメリットも存在します。
①所有権がない
ファイナンスリースの場合、車の所有権はリース会社にあるため、自由な改造はできません。
そのため、車に対する愛着やカスタマイズの自由を求める人には向かないかもしれません。
また、リースですので車を売却したり、下取りに出したりすることはできません。
②総支払額が高くなる可能性がある
リース契約は契約中の一定期間、車のリース代金に加え、残価や保険料、税金やメンテナンス費用などに対しても金利が発生します。(※リース会社のプランによって別途支払いのものは異なります)
そのため、総支払額で計算したときに購入よりもリースのほうが高くなる可能性があります。
走行距離が長い業種や、車の劣化が通常より早い事が予想される業種は、特に返却時に追加の料金が発生する可能性が高いため、購入の方がおすすめです。
③途中解約はペナルティがある
カーリース契約を途中で解約する場合、契約違約金や解約手数料が発生する可能性があります。
長期間の契約を結ぶ前に、契約解除に関する条件や費用についてよく確認することが重要です。
また、残価設定の基準に走行距離があります。
契約の際に残価設定をするカーリースは、契約期間中の定められた走行距離を超えないように注意する必要があります。
メリット、デメリットをしっかり理解し、購入かカーリースかのどちらを選べば良いか検討しましょう。
社用車の経費計上の仕方
社用車をカーリースにする場合、経費計上は通常次のように行います。
ただし、税務規則や会計基準に従って確認が必要です。
カーリースの月々のリース料金は通常そのまま経費として計上可能です。
▷含まれる費用
- カーリースの車本体価格
- 自動車税
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
※メンテナンスリースの場合、車検の際にかかる「車検基本料」や定期点検や消耗品交換にかかる「メンテナンス費用」も含まれます。
【一般的な残価ありのカーリースの場合】
会計処理上、賃貸借処理(リース料金)として仕訳ができます。
資産計上や、減価償却をする必要はありません。
カーリースの月額料金と支払い方法を記帳すればOKです。
▷その他、通常は経費計上できるもの
- 燃料費(ガソリン代)
- 駐車場代、コインパーキング代
- 有料道路の通行料(高速道路など)
※カーリースに関連する税金優遇措置がある場合、それらの控除は適切に計上しましょう。
カーリースを社用車で契約する時の注意点
社用車をカーリースで契約する際には以下の点に注意することが重要です。
・契約期間
カーリースの契約期間は、通常3年~7年ですが、会社やプランによって異なりますので確認が必要です。
・月々のリース料金
月々のリース料金は、車種、グレード、契約期間、走行距離制限によって異なりますので、しっかり確認しましょう。
・走行距離制限
走行距離制限を超えると、超過分の料金が発生します。仕事での年間走行距離をシミュレーションする必要があります。
・車両保険
カーリース契約には車両保険が付いていますが、補償内容はリース会社によって異なります。
そのため、万が一のトラブルにしっかり対応してくれるかどうかも、カーリース会社を選ぶ際の重要なポイントとなります。
・解約料
カーリースを途中で解約する場合は、多くの場合、解約料が発生します。
事前に事業契約や年間走行距離、使用の仕方などと、カーリースのプランと照らし合わせましょう。
カーリースならジョイカル!
サブスクの注目度が上がるとともに、クルマのサブスク「カーリース」を取り扱う会社も、増加傾向にあります。
取り扱う会社は、自動車メーカーやディーラーだけでなく、金融機関や通信会社など、様々な業種に広がってます。
ジョイカル清瀬店では、カーリース「NORIDOKI」と「セブンマックス」の二つのプランで、みなさまの新しいカーライフを後押しさせていただきます!
短期間の契約なので故障リスクが非常に低く、またサブスク特有の「コミコミ定額」でお財布にも優しいサービスです。
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そんなお客様の思いにお応えします。
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ジョイカルでのカーリースが特にオススメな理由
カーリースには一般的に、「オープンエンドリース」と「クローズドエンドリース」という2つの主要なタイプが存在します。
オープンエンドリースは、リース契約期間終了後に車の残存価値(リセールバリュー)を算出し、それに基づいて追加の支払いを行う形式です。
オープンエンドリースは車のカスタマイズや高い走行距離を許容する柔軟性がありますが、契約終了時に車の市場価値が予測より高ければ、その差額分を支払う必要があります。
一方、クローズドエンドリースは、契約期間終了時に追加の支払いが発生せず、車をリース会社に返却する形式です。
契約開始時に車の予想リセールバリューが事前に決まっており、その価値に基づいてリース料金が設定されますので、事前に予算を把握しやすく、将来の負担を減らすことができます。
ジョイカルがご提供する「NORIDOKI」と「セブンマックス」はどちらもこのクローズエンドリース方式です。
そのため、「高残価設定」が実現し、月々のお支払いを頭金不要で「超低価格」に設定することができました!
「オープンエンドリース」と「クローズドエンドリース」について詳しく知りたい方は、コラム「カーリース会社を選ぶポイント」の~オープンエンドリースとクローズドエンドリースって?~の項目をご覧ください。
まとめ
社用車をカーリースにすることは、個人事業者や法人にとって、資金効率の向上や予算の安定性など多くのメリットがあります。
特に、リース代金は全額経費計上が可能な点は大きなメリットです。
しかし一方で、所有権はリース会社にあることや、契約期間や走行距離の制約など、デメリットも考慮すべきです。
社用車をカーリースで契約する際は、メリットとデメリットを比較して、自社に最適なプランを選びましょう。